地蔵尊ぼけよけ二十四霊場

おじぞうさまのおはなし



おじぞうさまは きびしいときも かなしいときも

わたしたちに ぴったり よりそってくださいます。

おじぞうさまの まえかけが ぬれているとき

それは いっしょに ないでくださったしょうこ。

おじぞうさまは あなたの くるしみ かなしみを

じぶんのものとして せおわれます。

だから これからは ひとりぼっちではありません。


うれしいときも かなしいときも おじぞうさまは

あなたのこころのなかに すまわれて

ともに じんせいを あゆんでくださいます。

ひろい おおきな だいちのこころをもった おじぞうさま。

わたしたちが すごしにくいとき おじぞうさまは

このようにいってくださいます


「おまえはひとりではないよ。わたしがいるからあんしんをおし。

つらいことはすべてわたしにはなしておくれ。

わたしがぜんぶもってあげる。

だってわたしはそれをねがいとしているぼさつなんだから。

すべてをわすれてゆっくりおやすみ。

あすにはいいことしかまっていないよ」


第二十四番札所 宝樹寺 大音上人作